フランシス・フォード・コッポラ『ゴッドファーザー』(1972)

乳首あり。

濡れ場あり。

 

物語中盤に主人公、アルパチーノ扮するマイケル・コルレオーネが、ソロッツォ殺害の容疑から逃れるためにシチリアで逃亡生活を過ごす中で一目惚れしたアポロニアとのベッドシーン。盛大な結婚式を終えた2人はその夜、静寂に包まれた部屋で無言のまま見つめ合う。露出多めのアポロニアのキャミに興奮したマイケルがまずは額にキッス。そしてディープキッス。アポロニア、自分から白いキャミを脱ぐ。ついに露わになるアポロニアの乳首!色素が薄い。色素が薄いとピンクだとか、いいイメージを想像しがちではあるが、そうでもない。本当に薄すぎて、肌色と境目が分かりづらい。それが本当に乳首なのかどうか理解するのに俺はかなりの時間を要した。Netflixでは何度も巻き直せたからいいものの、映画館で見るとものすごく分かりにくく、集中力を使うので要注意。シチリアの女はみんな乳首の色素が薄いのだろうか。それともイタリア系はみんな乳首の色素が薄いのか。興味は尽きない。

 

そしてこのアポロニアの色素薄め乳首見せシーン以降、コルレオーネ家は転落の一途をたどっていくこととなる。

 

アポロニアの爆死。

コルレオーネ家長男であるマイケルの兄ソニーの惨殺。

アポロニアの色素薄め乳首をピークにして、この映画はどんどん暗くなっていく。

 

ゴッドファーザーという映画は、アポロニアの色素薄め乳首シーン以前と以後では大きく変わっていく。

 

 

ちなみにアポロニアの初登場シーンは1:39:40 あたり

アポロニアが乳首を見せるシーンは1:52:30 あたり

アポロニア爆発死のシーンが2:06:11 あたり

 

 

アポロニアは登場後15分も経たずして観客に乳首を見せ、その後15分も経たずに死んでいくことになる。完全に乳首要員だ。座ってボーッとしてたら痴女が騎乗位してきてすぐにどっか去っていくような忙しさ。アポロニアは、乳首だけ見せに来て爆死していったシチリアの女というイメージであり文脈的なエロスはあまりない。

 

何なら罪悪感に苛まれるので何度も見れるシーンではない。ちなみに俺は10回は見たしちゃんと抜いた。